2009年最初のコンテストとして行われた「New Year Contest 2009」の審査結果発表ページです。
ゲーム音楽というテーマに基づき、様々なシーンを想定したオリジナル楽曲を募集しました。
応募総数は450曲。
たくさんのエントリー、ありがとうございました。
結果発表をお送りいたします。
New Year Contest 2009 部門一覧
OP/ED部門
プレイス部門
バトル部門
ストーリー部門
エキシビジョン部門
※エキシビジョン部門は審査対象部門ではありません。
コンピューターミュージッククラブDee
この度のコンテストでは、コンピューターミュージッククラブDeeさんにご協力いただき、講師の方々に審査をお願いしております。
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まず、今回審査という大役を賜わり、誠に恐縮です。たくさんの作品からいくつかを選出しなければならないという点では嫌な役回りといえなくはないのですが、多くの作品を聞くことができ、自分自身にも刺激となりました。
全体的に投稿作品のクオリティが高く、びっくりしています。ぱっと聞いただけではそのままゲームで使われていてもおかしくないのではないかとも思えました。また、それぞれに工夫を凝らした作品が多く、アイディアはまだまだいろいろなところにあるものだと感心しています。
選出曲に対してはコメントとして厳しめの事も述べていますが、やはりせっかく作るのですから、より良いものを皆さん作りたいと考えていると思いますので、非才ながら、自分なりにより良くなると思う部分を指摘させていただいています。的外れな部分も多々あるとは思いますが、参考になれば幸いです。
全体的な印象として少し気になったのは、音色に頼り過ぎな曲が多かった点です。インパクトのある音色、曲に合った音色というのももちろん重要なのですが、まず音色ありきで曲を作ったのではないか?と思わせる作品も少なくありませんでした。
もちろん、そこからでもいい曲を作れる人は作れるのですが、残念ながら音色に負けてしまっている作品もありました。
そういう曲は、聞いた印象として「この音色いいよね」「この民族楽器の音がいいよね」「この効果音がいいよね」という評価になります。
これは曲の評価ではありませんよね。
そして、それはあなた自身が作った曲だといえる作品になっていますか?
やはり「この曲いいよね」「このメロディーがいいよね」という評価を受けたいのではないでしょうか?
音色を吟味し、より良く作り込むことも重要な要素ですが、それは曲自体が良いものであることが前提です。音色だけが良いものはインパクトとしては良く聴こえますが、それは音楽の中身ではありません。
音色の良さだけで音楽の評価に繋がるのであれば、お金をかけて良いシンセ、良いエフェクトを買えばいいだけです。そうではないですよね。
もちろん、音色が良い方が曲を作る際のモチベーションになるのも事実です。ただ、それに振り回されないだけの作品を作れるように意識してもらいたいと思います。
最後になりましたが、今回このような機会を与えていただいたことに関係者の皆様、そして投稿された皆様に感謝いたします。
全体的にどの作品もクオリティは高く、とくに音質や音色の多彩さという面で、一昔前では考えられないような質の高さが感じられました。そうなるとやはり作品自体の持っているメロディやコード進行などのごく基本的な部分の勝負のような気がします。
今回の審査では、楽曲の魂とも言えるメロディラインに重きを置いて聞かせていただきました。 そうして聞いてみると残念ながら「雰囲気はいいんだけどメロディが弱いね」という曲が少なくない事に気付きました。音色やミックスは良いのに、日を置いても覚えていられる曲というのは限られていたのです。
今回選ばせていただいた曲はそういった「メロディに力があり、シンプルで覚えやすく、聞いていて飽きない」という曲の中で、特に光っているものを挙げたつもりです。そして各部門でグランプリを穫るには、メロディが良い上に、そのメロディの良さを最大限に引き出す、絶妙なアレンジ、ミックスというものが求められるのは言うまでもありません。そう言う意味ではそれぞれグランプリを獲得された曲には曲作りのために必要なスキルが高い次元で結びついたものと言えます。
惜しくも選に漏れた方は入選曲をよく研究してみましょう。
アドバイスとしては、曲作りではまずテーマを決めると思います。あるいはタイトルでもかまいません。そしてそのキーワードに合うメロディが作れているかが曲の運命を決めると言っていいでしょう。それはワンフレーズでよく、それもできるだけ簡潔なのが良いでしょう。すぐに耳について覚えやすいメロディのほうが人々の印象に残り、繰り返し口ずさまれるでしょう。
そしてそのメロディを彩るいろいろなアレンジを考えます。アレンジの際にはあくまでメロディを引き立てるということを念頭に置かなければなりません。かっこいい音色を見つけても、うまいカウンターラインができても、メロディを殺しては台無しなのです。ミックスにも同じ事が言えます。
パソコンをはじめソフトや音源が進化したことで手軽にレベルの高い音を手に入れられるようになりました。しかし基本の曲自体の中身がしっかりしていないと説得力がありません。外身をいくら飾っても内面を磨かないとだれも振り向いてはくれませんよね。
今回審査させていただき、私自身も曲作りや音作りを興味深く掘り下げることができ、たいへん参考になりました。この場を借りて関係者の皆様、そして素敵な楽曲を聴かせていただいた投稿者の皆様にお礼を申し上げます。